ぽわぽわ めぐる季節

イギリスの旅 4日目(後半) 美しい街バースからコッツウォルズの村々、バイブリーへ

バースからの4日目の続きです。

イギリスに来てから晴天続きです。
雨のイギリスはどこへ行ったのでしょう?


晴れてるのはいいけれど、今年のイギリスは異常気象らしく、毎日とても暑いです。
結局最終日に雨が降るまで、毎日晴天が続き、日中30〜32℃くらいで、歩き回るには辛い気温でした。


ばて気味なのはそれもあったのでしょう。
比較的元気な私でしたが、この日は夫がちょっと疲れが溜まってるみたいで、3か所コッツウォルズの村を巡るつもりでしたが、今夜の宿のあるバイブリーへ向かう途中にある2か所の村だけにしました。


初めての村はレイコックです。
ハリー・ポッター」で撮影に使われて有名になったそうです。
村はずれに結構大きな駐車場があり、ここから歩いて行きます。


ということは、車は村の中には入れないのかな?と思っていたら、車だらけでちょっと興ざめ。


でも、こんな感じの絵本に出てくるような昔の建物がそのまま残っています。


これがレイコックアビー?ちょっと自信がない・・・
夫が疲れているようなので、この中の見学はやめておきました。
この中が「ハリー・ポッター」で使われたらしいんですが・・・残念。
どんな小さな村にも絶対に教会がありますね。


これを書いてて気が付いたんですが、私たちこの日はお昼ご飯を食べてないですね。それで元気なかったのかな?


村にも大したお店はないし、村を回る道路には何もありません。


羊さんのいる草原の丘陵地帯が続きます。





次に向かったのがカースル・クームという村。
ここは最も古い家並みが残されてる村らしいです。


スピルバーグ監督の「戦火の馬」という映画で登場してます。


ここはとっても美しい村でした。
レイコックに比べ静かで、車の数も少なく、まだあまり観光地化されてないのが良かったです。


村の中心にあるマーケット・クロス



ここは本当に時間が止まったような美しい村でした。10分くらいで村を一周できるほどの小さな村です。












窓の猫さんのぬいぐるみも、農家の庭先の農機具も美しい。見られることを意識しないではいられない環境ってどうなんだろうなあ。


さて、いよいよ今夜から3連泊するバイブリーに向かいます。
それぞれの村はとても近くて、車ならすぐですが、交通の便はたぶんとっても悪いので、1か所に連泊して周りの村を回るなんてことはできなかったでしょうね。
高くついてしまったレンタカーですが、やはり車で来て良かったです。


さて、次は今夜のお宿、バイブリーの村はずれにあるマナーハウス(領主の館)の「バイブリー・コート・ホテル」に向かいました。


この道をとおってホテルに入っていきます。



これがバイブリー・コート。雰囲気たっぷり。幽霊が出てきそう。



お部屋はこんな感じ。
ただっぴろいです。ベッドは天蓋付。
なぜかバスルームは部屋の外。つまり一度廊下に出て別のドアを開けなきゃならない。


実は初日のホテルでスリッパを置き忘れてしまい、行きのコリアンエアーでもらったぺっらぺらのスリッパが、この3連泊の間、部屋とバスルーム(トイレも)の間を行き来するのに大変活躍しました。
私はコリアンエアーでもらったスリッパはすぐ捨ててしまってたので、二人にとっての大変貴重な一足のスリッパ!



バイブリーコートにはこんな風にベッドルームとバスルームが別になってる部屋は多いみたいです。もともとがホテルとして作られてるわけじゃないってことですね。
面白いけど、困りますね。


部屋の中は明るいけど暑くて、窓を開けたいのですが、窓の外をツタが覆っていてどうやらそれは葡萄みたいで、葡萄の花に蜂が寄ってきていて、窓を開けると入ってきてしまいます。
窓際には沢山蜂の死がいが・・・・



さてさて、この幽霊屋敷のようなバイブリー・コート・・・・謎の事件がおこります・・・


窓の外にはお墓が見えるのです。この写真に見えてるのが裏にある教会とお墓。



そして、この写真に写ってるドア。実は開かずのドア。カギがかかっていてあきません。
裏はすぐ廊下なので、あまり奥行きもないだろうドア。廊下に出るドアだと思ったぐらいでしたが、廊下側にはドアはありませんでした。


夫がお風呂に行ってた時のこと、広〜い部屋に一人でポツンとしてたら、なんとこの開かずのドアをノックする音が!!震え上がる私!部屋のドアではなくて、開かずのドアをノックする音が!
気のせいだと思って知らんぷりをしてましたが、確かにそこから音がする!コンコンコン・・・コン・・・

夫!早く帰ってきて〜っ!(涙)と固まってましたが・・・


しばらくして気が付きました。


横にある洗面所の古い水道管が鳴っていたのでした。
たぶん夫がお風呂を使っているので連動して鳴ったんでしょう。
怖いと思う気持ちでいると、なんでもお化けの仕業にに思えてしまうんですね。


その後は怖さも消え去りました。
いつも何か頼みたくても人がいなくてちょっと困りましたが、やはりいいホテルだと思います。泊まってなかったら後悔したでしょう。(たとえば村一番らしいスワンホテルに泊まってたら、こっちにすればよかったと思ってたと思う)


さて、バイブリーについたのは4時ごろでしたが、二人ともへとへとで、もう村の散策もできず、お風呂に入ったり荷物の整理をしたり。
7時にここで夕食をとることにしました。
イギリスで唯一食べた、きちんとしたフルコースディナーです。

ゆっくり、ゆっくり出てくるのでここまで2時間。この後コーヒーがでるらしいのですが、我々二人はもう眠さの限界。お断りして引き上げることにしました。
量は少なく感じたけれど、大変おいしくいただきました。私にはちょうどよかったです。


すぐに眠りたかったけれど、もしかしたら星がきれいかも?と外に出てみました。



電気のついてる二階の一番左が私たちの部屋のバスルームです。その横の明かりは廊下です。


ホテルの前は広大な芝生が広がっています。
そこをホテルの光からどんどん遠ざかっていくと、ものすごい星空が!
遠ざかれば遠ざかるほどにどんどん星が増えていきます。
はっきりとした星座が沢山見えます。


そして、何十年かぶりに見えた天の川!!!すごかった〜!!写真をお見せできないのが、本当に残念!
本当に真っ暗だと、星は見えるんですね。いつでも、そこにあるんですね〜。



そして部屋に帰って、早々とベッドでバタンキュウです。

今日も長い長い1日が終わりました。
明日は少しのんびりする予定…予定ですが?