イギリスの旅 6日目 ストラトフォード・アポン・エイボンからコッツウォルズを巡る
夕べもまずいカップ麺を味見した後で星を見に出てみました。
少し雲が多かったけれど、素晴らしい星が見えました。
毎日のお天気に感謝です。
さて、6日め。
ストラトフォード・アポン・エイボンはロンドンへ帰る時にちょっと寄るだけでいいと思ってましたが、帰る日は帰るだけにしようという夫の主張で、今日はちょっと無理してでも、行きたいと思っていた所はすべて行こうという事になりました。
なのに、又今日も朝食前の早朝散歩。
今日は又してもすごい霧です。
このホテル、もうお化け屋敷以外の何物でもありまへん。お墓の向こうにホテルです。素敵でしょ?
こんな景色ツアーで来てたら絶対に見れなかったな。
そして朝食。
今日も朝からガッツリの食事。
ここから一番遠い、コッツウォルズの北の端、ストラトフォード・アポン・エイボンを目指して、いざ出発。
霧の間から光が差してきた〜!
ナビを入れて出発。遠いから大きな道を選んでいくと思っていたら、ナビは昨日と同じ裏道っぽいところを通ります。ま、いいか。
2時間はかからず着く予定。
このところナビの操作にも慣れて、順調に目的地に到着。駐車場の使い方もすっかり慣れてきました。
にぎやかな街です。
イギリスの文豪シェイクスピアが生まれそして亡くなった町です。
ここはシェイクスピアがすべての町でした。
訪ねたのはシェイクスピアの生家とシェイクスピアの妻アン・ハザウェイの家、です。
ここの町はチューダー朝の様式の建物が目立ちます。
今までのコッツウォルズのはちみつ色の石の家とは違って木組みの家が多いです。
そしてここがシェイクスピアの生家
ここに入る前に強制的に彼の生涯と時代についての勉強をさせられてから中に入り、中も自由に見ることができずに説明を聞かなければ次へいけない。これは次のアン・ハザウェイの家でも一緒。
ロンドン塔でもウエストミンスターでもみんな必ずオーディオガイドが無料でついてきて、イギリスというところは、こういう文化の説明に重きを置いているんだなあ、と思いました。
ただ、オーディオガイドだと日本語が選べて、見るのも自分のペースで自分の興味のある所をじっくり見れるけど、ここは説明が終わるまでじっと待ってなくてはならなくて、いらいらした夫はリタイアしました。
私はせっかくだからと見ましたが、容赦なしのイギリス英語の説明はやはり聞いてもほとんど耳に入ってこなくて、なるべく先を急ぎました。
ここがアン・ハザウェイの家。
庭が素晴らしかったです。イギリスの見るべき庭の一つだそうです。
今日は忙しいので先を急ぎます。
又コッツウォルズに戻ります。ちょっと戻ったところにチッピング・カムデンという町があります。
ここは昼食をとるために立ち寄っただけでしたが、もう1度来ることがあれば、ぜひ泊まってみたいと思われるほど、素敵な街でした。バースと同じように、かなりしっかり街並みをそのまま保存するようにしてると感じました。
コッツウォルズの町ではどこもそうなんですが、とにかく駐車場探しが大変です。ロンドンでもそうか。
道の両側にびっしり縦列駐車してあって、停めるどころか、車のすれ違いさえままなりません。
これでいいの?と思えるほどの無法駐車ぶりです。
縦列駐車だって、どうして停めたのか、どうやって出るのかわからないほど、隙間なく停めてるのです。
さて、ここで昼食ですが、私はどうしても今日はアフタヌーンティーをとりたかった。
今日しかない!と思ってました。
下調べしていたリゴン・アームズというホテルのアフタヌーンティーが素晴らしいらしいので、そこに入るつもりでした。ところが入ってみると、何か違う。
後で気が付きましたが、そのリゴン・アームズはここではなく、ブロードウェイというところのでした。
で、結局行き当たりばったりで入ったのが、バジャーズ・ホールというところ。
とても混んでいましたが、真ん中のテーブルに並べられた素朴なケーキ類に心惹かれてはいったのですが、これは有名なお店でした。
アフタヌーンティーと思ってましたが、食べている人を見て、そのボリュームに、やはり無理だと思いスコーンにクロテッドクリームとジャムと紅茶のセットのクリームティーという物にしました。
夫は普通の軽食。
これにして良かった。これだけで満腹です。
この後は、そのブロードウェイへ行きます。
なんかアンティークのお店が多くてお買い物が楽しいかも・・・と思ってましたが、なのに実際に買い物したのは夫だけでした。
毛織の素敵なジャケットを買いました。
私は実はおなかの調子が悪くて、トイレを探してうろうろしてる間に時間が無くなってしまいました。
写真すらありません。
とにかく今日一番行きたかったウインチ・クームのシュードリー城を目指します。
途中の景色が良かったところ。
このシュードリー城はヘンリー8世の6人の妻のうち、唯一死んだり、殺されたり、追放されなかったお妃様、キャサリン・パーのお城です。ただ、ヘンリー8世のほうが先に死んじゃったからひどい目に会わなかったのかもと思ってますが・・・
広い駐車場に車を停めて歩いていくと
建物跡がそのまま残されていて、それがうまい具合にガーデニングに生かされていて、素晴らしかった。
そしてこれがシュードリー城
今でも住んでいる人がいるのですが、一部内部を公開してました。
ヘンリー8世と6人の妻たちの人形がありました。
ヘンリー8世、「背徳の王冠」では大好きなジョナサン・リース・マイヤーズが演じてたから、まあ、ちょっと我儘で自分勝手でも許したけど、本物はこれか・・・・ふむ。
ただ、背徳の王冠を見てても思いましたが、ヘンリー8世、ただの暴君でもなさそうなんですよね。怖い人ではあったけど、下々の、ましてや日本の平民ごときにはわからぬものがありますな。
こちらがキャサリン・パー
ここは室内よりも庭がきれいでした。
この城の周りは広大な丘陵地帯になってます。
バラの季節には素晴らしいバラの庭になるそうです。
ここでの散歩でがっくり疲れた私たち。
ウインチ・クームの町でお茶にしました。
チーズスコーンを食べて少し元気になって、今日もサイレンセスターで夕食を食べてから、帰ることにしました。
昨日も停めた駐車場に停めてレストランを探します。
途中でうっかり駐車場のチケットを買ってなかったことに夫が気づいて慌てて走って引き返すなんてことも。慣れてきたからこその失敗ですね。
夕日が沈みかかっています。
ここもホテルの1階にあるパブ。
イギリスでは宿泊所の1階がレストランになってることが多いですね。
バイブリーに戻る途中で初めてガソリンを入れます。
ガソリンを入れてからお金をレジに払いに行きます。
後ろで待ってる人がいても、車を動かしちゃダメみたい。ちょっと面倒。
途中でむちゃくちゃ夕焼けがきれいだった
帰ってきたらバイブリーコート前にすごい沢山の車。
どうやら昼間結婚式が行われていたみたいです。
庭にこんなものが。
日本人の奥さんとイギリス人の旦那さんのカップルのようでした。
今日は帰ってきたのは8時。
疲れた。
疲れた時に役立った、韓国のスカイメンバークラブルームでもらってきた朝鮮人参茶。
明日はいよいよコッツウォルズにサヨナラしてロンドンに戻ります。
今日ももちろん星がきれいでした。
ところで、イギリスに来てゲイカップルが多いことに気づきました。
普通の男友達とは違うと、不思議にはっきりとわかります。
なぜなら、その二人の間には、明らかに愛が流れているからです。
イギリスはもう、ゲイのカップルは当たり前の事になってるんですかね。
大体が男同士でしたが、女同士のカップルも1組出会いました。
なんか、幸せそうで良かったよ。