ニア・ソーリーとホークス・ヘッド
2:30に目が覚めてから、何度も自分を寝かしつけ、5:30分までは何とかベッドの中。
6:30分ごろコーヒー飲んで、今回持ってきた京うどんの即席めんを二人で分けて食べてから朝食まで1時間ほど街歩きしました。
ホテルの横は教会です。
人様のお家の横を通らせてもらい
石垣の間を通り抜け
ちょっと広い公園まで、朝のお散歩です。
朝は結構寒い。
今日は9月9日です。
朝食はこんな感じで毎日シリアルやら果物やらヨーグルトやらジュースなど、自分で自由にとって食べます。
注文でコーヒーか紅茶か。ホワイトブレッドかブラウンブレッドか選び、いくつかある朝食メニューから選びます。
夫はイングリッシュブレックファースト。私もですが、卵をスクランブルエッグにしてもらいました。
このホテルは食事が自慢のレストラン&ホテル。
このソーセージは賞を取ってるそうです。
朝からたっぷり。
さあ、今日はいよいよあの「ピーター・ラビット」の作者ベアトリクス・ポターさんが住んでたヒルトップに行きます!
私の大大大好きな映画の一つに「ミス・ポター」があります。
私の中で5本の中の一つに入るくらい大好き。
数えきれないくらい何度も見ました。
見るたびに笑って泣いて、本当に私の宝物の映画です。
その舞台に行けるなんて、信じられない!幸せ!
ウインダミアから車でウインダミア湖をぐるりと回って湖の対岸にある、ニア・ソーリー村まで行きます。ヒル・トップ農場はここにあります。
そして、ピーター・ラビットの絵本に描かれてる家々がたくさんあるのです。
まずは今回はナショナル・トラストに入会しようと決めてました。
2人で99ポンド。ナショナル・トラストが管理してる建物や駐車場が無料になります。1年間有効。
その最初がヒル・トップです。
ここでナショナル・トラストのお姉さんにとっても親切にしてもらいました。
彼女にはその後偶然会います。
村に入ってすぐにわかるのがバックル・イート。
ここは今でもB&Bとして使われています。
ここは「子猫のトムのおはなし」「パイが二つあったおはなし」で出てくるところです。イギリスに行く前にばっちり予習してこのお話はしっかり読んできました。
もう、感動!本当にきちゃったよ!
ヒル・トップは入場制限があって、時間が決められています。
私たちは10時40分。
すぐでした。
待ってる間に日本人の団体さんツアーが。
今回会った日本人とはっきりわかるのはこの団体さんくらいだったかなあ。
個人旅行ではほとんど日本人と会いませんね。
ヒル・トップへの道。
イギリスらしい素敵な小道。ポターさんが丹精込めていた小道です。
これがヒル・トップ。
ヒル・トップの入り口。
絵本で何度もみた場所です。
「子猫のトムのお話し」にばっちりでてきます。
中は撮影禁止でしたが、「ミス・ポター」で見ていたそのままの内装で感激しました。
出窓に日本語の説明書きがおいてあるので、わかりやすく、じっくりと見て回ることができました。
庭にアヒルのジマイマが隠した卵がおいてあります。芸が細かいな~。
これも何かのお話に出てくるのかな。
「子猫のトムのおはなし」で出てくる木戸。
そのまんまで残ってます。
ニア・ソーリー村はこんな小さな静かな村です。
こんななんでもなさそうな道ですが、「ひげのサムエルのおはなし」でネズミが走っている道です。
ポターさんは、想像じゃなくて、実際の風景を自分の絵本に書いていたんですね。
ナショナル・トラストのお姉さんに勧められたモス・エクレス湖へ行くことにしました。ポターさんが晩年お散歩するのを日課にしていたというフットパスを歩きます。
にぎやかだったニア・ソーリー村と違っ静かでほとんど観光客はいません。
これが本来の姿なんですね。
約20分ほどで湖に到着。
静かで周りには誰もいません。
一人だったらちょっと怖いですね。
ここに座ってしばしおやつを食べたり水を飲んだり。
ゆったりとした時間を過ごしました。
ポターさんはここでボートに乗ったりしてたらしいです。
今回とっても思ったのが犬が本当に多い。
イギリス人は犬が大好きですね。
そしてほとんどの犬がこうしてリードもつけてません。
でも、ちゃんとみんなお利口さんです。
日本でこんなリードつけてない犬がいたら怖いかも。
周りには羊がたくさん。
その中にはポターさんが繁殖に尽力して、賞までとったハードウィック種の羊が。
顔が白い。夜見たら、顔だけ浮き上がって見えそう。
ちょっと笑ってる感じがしますね。
タワーバンクアームスは今もパブであり宿屋です。「あひるのジマイマのおはなし」で」描かれています。
ここで昼食にしました。
ここでたまたま座った出窓の席はポターさんもお気に入りの席だったそうな。
しかし、窓がものすごく汚かったな~。この建物の歴史と同じくらい磨いてないんじゃ・・・
今回初めてのフィッシュ&チップスはここで。
スコットランドで気に入ったスープも。おいしかった。
昼食後車で移動するとき、先ほどナショナル・トラストでお世話になったお姉さんが駐車場の整理してました。ナショナル・トラストの駐車場だったんだ。
モス・エクレス湖行ってきましたよ~と報告しておわかれ。また会っちゃうんですけどね。
次に向かったのはホークス・ヘッドという村。歩いても30分くらいの隣村です。
ホークス・ヘッドはとてもかわいらしい村でした。ここに滞在するのが良かったかも。
ポターさんの「まちねずみジョニーのおはなし」でまちねずみが住んでいるのがここらしいです。確かに、ニア・ソーリーよりはちょっとだけ町です。
ここで、ベアトリクス・ポター ギャラリーへ。
ここはポターさんの夫の弁護士事務所だったところです。
中の写真は撮れませんがここではピーターラビットシリーズの原画が見れます。
それはもう感動ですね。
みんな小さな作品ですが、本当に丁寧に細かく描かれていて、いつまでも見ていたかったです。特に初めて売れたイラストというのが、本当にびっくりするほど丁寧で美しくて感動しました。
日本で読んでいったその絵本の原画がたくさんあって、もうもう、この嬉しさ誰に伝えたらいいのか!行けて良かった。
これはキングスアームホテルの裏手にある潜り抜けの道。
予習して何度も読んだ「パイがふたつあったおはなし」に描かれています。
ちいさな村ですが、まるで迷路のような路地が入り組んで楽しい村です。
赤いドアが可愛いですね。
はちみつ屋さんも可愛い。
キングスアームホテルの表側。
よく知りませんが、名前だけは聞いたことありますね。
ワーズワースが自分の名前を彫ったという机。
こうしてたっぷりポターさんの湖水地方を堪能。私にとっては至福の日でした。
一度宿に帰ってのんびりしてから食事に出かけました。
ウインダミアからボウネスピアまで歩きます。約30分の道のり。
たくさんの人が歩いてます。途中にある時計台。
ボウネスのほうがウィンダミアよりちょっとだけにぎやかな感じ。
まあ、どちらもいかにも観光地って感じでたくさんの人でにぎわっています。
物珍しくうろうろと散歩した後で、
今夜のディナーはhyltonsという店。東洋系の人が多かったね。
スコットランドで食べたシーフードがおいしかったのでシーフードが食べられそうなお店というので入りました。
この前菜のエビのアヒージョはおいしかった。
とろがどっこい、このペスカトーレは駄目だったな。
パスタがゆですぎで、まずかった。うどんみたい。
夫のステーキは美味しかったです。
イギリスでパスタは避けたほうがよさそうですね。
ボウネスの港。7時頃です。まだまだ明るい。
手を振ったら、その後ずっと笑顔でこちらを気にして笑いかけてくれた女の子。
お父さんに引きずられていきました。
時計台まで帰ってきました。あと半分くらいの道のりかな。
途中にあっB&Bの看板。
ファンキストB&Bっどんなだろう?外観は普通でしたが・・・・・・
シダーマナーに着きました。
今日は沢山歩きました。疲れた。
湖水地方はものすごく車が多くて、しかもすごいスピード。横断歩道は皆無。
信号もないし歩行者は気を付けて適当なところで渡るしかありません。
これから湖水地方に行かれる方は気を付けてくださいね。