生徒さんの作品
今年の5月から、月3回くらいで、染色を教えています。
自分もまだ染色教室に通う身で、本当に何も染色の技術を知らないのですが、今の私でできる事でいいからと言われて始めました。
7月一杯かかりましたが、素晴らしい作品が出来上がりました。
60センチ四方の、絹の白山紬で作ったスカーフです。
第1作なのにすごいと思います。
彼女は筆使いがとても上手なので、教えるのも楽でした。もともと、トールペイントの先生だし。
細部の写真もあげておきます。
真ん中
左下
右下
実は最初の段階で、大失敗をしてます。
私は最近フリクションペンを下書きにつかっているのですが、彼女にもそれを使ってもらっていました。フリクションペンは、熱で消えるので、ロウ入れの時には消えます。
ところが、彼女の私物のなまえを書いてもらった油性ペンをそのまま置いてたせいで間違えて油性ペンで下書きを何ヶ所か書いてしまいました。
これは、私もやったことのない失敗で、青ざめました。でも、出来上がりを見てもらってわかるように、ほとんどわからないくらいごまかせたと思います。彼女には申し訳なかったけれど、自分にはこれも大きな勉強でした。
左上
私が作ったスカーフをとても気に入ってくださって同じものを作りたいという熱意で、一作目から難しかったとおもいますが、とても素敵な作品が出来上がりました。ご自分のオリジナルでいくつか新しい花も入れておられます。
難しかったのが、染色の手順と、出来上がりが、普通の絵を描くのとは全くやり方が違うところ。
最後に出来上がるまで中々理解するのが大変だったと思います。
人に教えるなんてできるのかしらとおもってましたが、自分の勉強にもなるし、自分の作品作りのモチベーションもあがるし、本当に楽しかったです。
次はストールに挑戦です。
私も一回しかストール作った事ないので、一緒に試行錯誤して作っていくつもりです。